これで「1回」

中国の義務教育のありようも、近頃は色々と
変わってきていると聞いていますが、私が
子供だった時代の親御さんたちは「学校の
ことは学校に任せっぱなし」というのが
普通で、携帯電話はもちろん固定電話も
普及してなかった状況と相まって、現代ほど
学校と家庭は緊密に連携してませんでした。

とりあえず自分の子供の頃の話で進めます。
小学校は6年間というのは日本と同じですが、
だいたい担任の先生(=班主任)はずっと同じ
先生です。クラス替えもありません。

中国の子供たちは皆「中国少年先鋒隊」
(略称:少先隊)という共産党の少年組織に
入る前提で、各クラスに1人の「少先隊の
辅导员(輔導員)」の先生が配置されるので、
実質的には担任の先生は2人となります。

年に2度、上期と下期の終わりに「家長会」
と呼ばれるPTAの合同の懇談会がありまして、
学校側から全体についての報告がなされます。
報告終わったら解散ですので、その時点で
帰宅なさる親御さんも居れば、自分の子供の
ことを訊ねたり相談したりする親御さんも
いらっしゃいます。

私が子供の時代は共働きがほとんどなので、
私の家庭のように毎回祖父母が出席するのも
少なくありません。私の場合は、毎度父方の
祖母が出席してくれましたが、彼女は学校
教育を受けたことがなく、文字も読めない人
でしたから、学校の先生というと凄く尊敬
すべき人と思っていました。

毎度先生に「ウチの子のことはすべて先生に
お任せいたします、間違ったことをしたら
叩くなり怒鳴るなりしてやってください!」
などと言います。私の班主任の先生は若くて
優しい先生で、祖母が平身低頭に指導を!
と言うものですから、「じゃあ…」という
感じで『朱暁梅さんは遅刻がすごく多いので
改めてくださいね』等々「指導っぽい事」を
言ってくれたりしました。

家に帰ると祖母は私の両親に家長会のことを
報告するわけですが、「先生はこの子をすごく
誉めていた!」など”良いこと”しか報告しない
孫に甘い祖母でした。

「遅刻が多い」「マンガや小人书(挿絵付きの
豆本)を授業中にこっそり読んでばかり」等の
悪事は今も両親は知らないと思います。

こういった環境の恩恵に加え、小学生時代は
まだ受験のストレスも無かったし、ひたすら
天真爛漫に過ごせたのですから、私の人生の
中でも「かなり良い時代」と言えます。

“これで「1回」” への2件の返信

  1. はじめまして、前のブログからお邪魔していました。めめこさんから聞く中国のお話、特に教育や(中国の)家族の話とても興味深いです。
    祖父母にお子さんを預けてご両親は仕事に打ち込み、学校生活は教師に一任、と言うのも親だけに負担がいかず合理的で良いですね!保育園の贈り物も個人的には話し合いでは平行線になる事がさっさと解決できる気もします…。時代と地方によって中国も色々だと思いますが…
    あとイラストがシンプルながらとても愛嬌があって好きです! 糸目の旦那さんが可愛いです
    まとまりの無い文章ですみません、これからも応援してます~

    • 前のブログから見ててくれたんですね~ありがとうございます!私の両親が若かった頃は、中国全体にかなり困難があった時代だったから、生きることに必死でなかなか子育てに向き合う余裕がなかった側面もあったかも。まあ、現代は中国も安全意識とか色んなことが昔とはだいぶ変わりまして、昔とは違った形の苦労も増えましたね。

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