衣服に喩えると

私自身、子供が授かる前は「娘だったら
いいのにな」「女の子だったら可愛くて
いいのにな~」などと思っていましたが、
実際に生まれてきてくれたのはヤンチャな
男の子×2人でした。(可愛い3人娘は
居ますけれど、幼少期の彼女たちを見て
いないのが残念)

母の時代や、そのまた前の祖母の時代は
私のように呑気に「女の子がほしい」と
言えない時代でした。母方の祖母の子は
3人居ますが3人ともが娘。息子が居ない
という事実は1960年代の中国南西部の
農村では一生頭が上がらないほどのこと
だったようです。

これが母の時代では幾らかは男尊女卑の
意識が薄まっていましたが、娘(=長女
である私のこと)を産んだ母が最も強く
感じた圧力は、自分の母親(=つまり私の
祖母)から受けた圧力だったといいます。

ちょうど私が生まれた時期は「一人っ子
政策」の厳しかった時期で、私の両親は
色々な困難を乗り越えてようやく長男
(=私の弟のどんちゃん)を授かり、やっと
「一人前の嫁」として一族に認められた
ということだそうです。

マンガの3コマ目にある、「メンツが
立たない」というのは、こんにちの
日本の人にはわかりにくい感覚ですが
「見栄を張れる(=他の人より良いもの
を持った)」ではなく、まさに「面目が
保てた(=持って当然、やっと一人前と
認められる)」といった感覚なのです。

とはいえ子供というのは「授かりもの」
ですし、『もしもあの時、第二子が女児
だったらいったいどうなっていたの?
離婚されちゃうとか?』と私が母に訊ねて
みましたら、『だからあなたのお父さんは
雨合羽だって言ったでしょ?』と。
普段は親の言いなりで温和しい父だけど
『娘でも息子でもどちらも私達の子だから
どっちでもいいんだよ!』と、強く両方の
祖母に反発して母の盾になってくれた
そうです。

最近は中国でも男児・女児で待遇が違う
ということもずいぶん少なくなっては
きましたが、日本では中国よりももっと
前にそのような「肩身の狭さ」は緩和
されていたようですね。

私が息子を2人も産みましたので、母は
『旦那さんのお母さんは文句なしに喜んだ
でしょう!?』と聞いてきたこともあり
ましたが、『いや、日本では息子でも娘でも
肩身は狭くないよ』と答えておきました。
むしろ日本の親御さんは娘のほうを余計に
可愛がってる気がします~。

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“衣服に喩えると” への6件の返信

  1. ( ;∀;)イイハナシダナー
    『だからあなたのお父さんは雨合羽だって言ったでしょ?』のくだりで心が温まりました

    • ありがとうございます、父と母は夫婦喧嘩もよくするけれど、仲の良い夫婦です。子供としてはありがたいなあ。

    • 旦那に「ねえ、私を服に喩えると何かしら?」と訊ねてみたけれど、考え込んだまま良い答えが思いつかなかった模様w

  2. 非常に上手な比喩ですね。
    最近の日本では確かに女児を望む親が多いそうです。
    私も中年になってよく思うようになったのですが、確かに女性の方が何かと優遇されることが多く、男は不利だと考える人が増えているのかもしれません。
    (一例を挙げますと職場にもよるでしょうけど「女性だから」という理由で一定の業務がほぼ自動的に免除されます。勿論「平等」に扱われますので給与は同じです。別に特別扱いして欲しいわけではありませんが、女性陣の「当たり前でしょ!?私女よ?」みたいな態度には辟易しました。)
    なんにせよ、我が子は可愛いものだと思います。

    • たしかに良くしてもらっているのに「当たり前でしょ!私、女よ?」という態度は奥ゆかしさが足りなくて残念ですね~。単純に感謝していれば周りの人(男女を問わず)もイヤな気分にならずに済むと思うけどなー。

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