おとうとがいる

私が生まれた80年代はいわゆる「ひとりっ子
政策」が厳しく実施されていた時期でした。
私が1歳半の時に、母が赤ちゃんを授かった
けれどもその時は6ヵ月ぐらいのときに周りに
見つかってしまい、強制的に堕胎させられて
しまったことがあります。

両親にとっては非常につらい経験だったよう
ですが、やはり男の子が欲しいということで
その後はいろんなカタチの努力をし、やっと
無事に長男の「どんちゃん」を授かることが
できました。

しかしあの当時は会社の中はもちろんのこと
学校というくくりの中でもひとりっ子ばかり
でして、全クラスの中でも兄弟が居る子供は
私ともうひとりの女の子の2人だけでした。

兄弟が居るということは、「国の政策」を
無視した悪い人であるという認識が子供らの
中でも浸透していまして、友達に嫌われたり
イジメを恐れて弟が居ることをなるべく
バレないように気を付けていました。

その一方でどんちゃん本人は幼い頃から家族
全員から愛されて大事に育てられましたので
そういった「世間の目」に対してはやや鈍感
な性格で、周囲の目を気にする等の悩みも
無かったそうです。

外で会った時はもちろん普通に私を呼ぶし、
私が通っていた小学校と別の小学校に通学
していましたけれど、早めに授業か終わった
日などは帰宅途上にある姉の小学校の前で
待っていてくれたこともあります。

あの時は本当に弟のことを恥ずかしく思い、
悩んだり時には怒りの感情がわいたりして
いましたな-。今あらためて考えると弟に
冷たく当たるなどとなぜそんなバカなことを
したのかと昔とは逆に過去の自分の態度を
恥ずかしく思います。

兄弟が居るということは本当に幸運なことで
楽しいことであるハズなのに、けっこうな
勢いで邪険にしてしまった私に対して、
どんちゃんはまるで気にする様子もなく、
ずっと仲良くしてくれたことに感謝!

一昨年の10月に「ひとりっ子政策」が終わり、
「2人まで」ということに変わりましたが、
これまでに不当に殺された命や、各家庭が
受けた心の傷、愚策によってもたらされた
「少子化」という社会の問題など毀損された
様々が癒えるのはいつになるでしょうか。

人気ブログランキング

“おとうとがいる” への9件の返信

  1. 共産党ではなくても姉には避けられていた妹です!
    単に鬱陶しがられてました。
    大人になってから「邪険にしてゴメンね」と言われたけど
    私の中では強くて頼りになる姉という良い思い出しかないです。

    めめさんの描く小さい子の絵が何気に可愛くて好きです。

    • 今になってそう言ってくれるお姉さんと、強くて頼りになると尊敬している妹…というふたりの関係ですからステキですね~!

    • だいたいは5~6ヵ月の時にバレて連行されていくケースが多いけれど、うちの母の村では臨月にバレて強制的に堕胎させれられて、結局妊婦さんも亡くなった事例もありました。逆に1例だけ母の村でスゴい話があって、地下倉庫で隠れてたんだけど臨月でバレて、大きなお腹なのに走って逃げ、バスに乗ってそのまま行方不明に…で、無事に産んで帰ってきた強者も。この事例はホント「ありえない話」で、どこへ行っても旅館でも何でも証明書が要る時代ですからスゴい話です。下っ端の役人も大変で、もしも2人目が生まれた家が出てしまうと出世の道は完全に断たれますし、給料も減らされます。役人だけではなくて、村長や会社の責任者も責任を負っていますし、密告すれば奨励金が出るシステムだったので、それはそれはもう大変な世の中でした。私の家でどんちゃんを授かった時は、予め色々な手はずを整えて正式な許可(証明書もある)を貰っていて、職場にも、町内にもちゃんと説明をして…それでも告発されました。調査に来られたけれど証明書があったので無事でしたが。

  2. でぃでぃ夫君可愛いですね!
    同じ親として、望まない堕胎程辛いものはないです…。
    それでも弟さんを産み育てたお母さんは偉い!…と言う話とは別に、学校でのめめこさんの立場と言うものがありますもんね。(「兄弟がいると恥ずかしい」は、わからない感覚です)
    私の子供の頃は(中国とは逆に)一人っ子が少なくて親に弟妹をねだる子もいましたし…。
    中国に限らず「少数派」は子供なら尚更気にしますもんね。
    口には出さないだけで 二人お子さんのいるめめこ家を羨ましく思う家庭も多かったかもしれませんね

    • とくにうちの母は当時を非常に悔やんでいますし、今でもつらい思い出だそうです。仰る通り、あの当時子供だった私はホントに恥ずかしかったけれど、大人たちは恥と思っていなくて「あ~、あそこはうまくやったな!羨ましい」という思いで見ていたフシもあります。

  3. 二人目以降はお金払えば良いと知っていましたが、いくら必要かわからなかったので調べて見ました(今更)

    日本円で数百万~数千万とは……‼

    人間一人の命の値段と割り切れば納得しますが、それでも厳しいですね。

    中国人で二人以上兄弟がいるのは、お金もちばかりだと思ってました(金額は予想外でしたが)
    二人目産む=悪い人っていうのは届け出さない人ですね。子供が戸籍もらえない。

    • 私が子供時分の状況は、お金を出せば産んでも良い…ということではなくて、妊娠が発覚したら即アウトでした。近所の人々が監視し合ってる感じで、よほど慎重に行動しないとすぐにバレます。それでもバレずに産めたときに「罰金」となるわけです。

      • そうなんですか! てっきりお金次第かと思ってました。

        ひとりっ子製作について学んだのは90年代半ばなんですが、そこまで教えられなかったです

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。