我が家では私と旦那で「親としての役柄」が
ハッキリ分かれています。温かく子供を護る
存在であり、甘えられる「優しい母親」と、
原理原則を示したり、時には現実社会に在る
擬似的な壁を演じる「厳しい父親」の二極。
厳しくとはいっても、今の成長段階ではまだ
絵本のストーリーさえも追えないほど未熟な
理解力なので、ものごとの善悪を考える力は
ありませんから、厳しく接することが必要な
場面はほとんどありません。次男に至っては
言葉さえ怪しい成長段階なので、叱ることは
できません。
「殆ど叱らない」とはいえ長男の場合は3歳で
ずいぶんと小賢しい知恵を発揮するように
なっていましたから、私にウソをついたり
要領よく立ち回ろうと利己的な言動を見せる
などしたときは旦那から大目玉をもらって
ベソをかくこともありますけどね。
そもそも私は喧嘩やトラブルに接するのが
苦手な性分で、子供たちを怖い顔で叱るのも
やりたくないと思っていましたので、役割の
分担が今のようになったときには「なんか
得したな~」という気分に。
自分の普段通りにしていれば子供たちには
愛情を注げて『おかあさん大好き~』とか
『おかあさんじゃなきゃ嫌!』と息子らの
好感度を簡単に得られますし、教育上の
難しい事・面倒な事は旦那に任せておけば
“良い子”に育つのだから楽勝!と思って
いましたが…長男が育つにつれ『あれ?
ちょっと違うかも!』と思い始めました。
男の子はとにかくやんちゃです。ひとりでも
そうですが、2人居ると乗数的にやんちゃ。
『やめてね~』『あとでね~』と優しく
言っても調子に乗ってまったくいうことを
聞いてくれません(泣)
長男はおとうさんを怖いと認識しているので
旦那の前だと私の前とはぜんぜん態度を変え
“良い子”になるので困ったものです。
言葉が怪しい次男も、最近はお兄ちゃんを
倣ってか、お兄ちゃんを叱る姿を見て学習
したのか、「おとうさんのいうこと」には
一発で素直に従いますが、私だと侮って
しまい、キャーキャー騒ぎ続けます。
『おとうさんに言うよ!(怒)』と、次男が
やんちゃをやめてくれない時に言ってみると
『まめ~!(註:ダメの意)』と言いながら
やめてくれる場合も出てきました。
長男に『大きくなったら何になるの?』と
問うと、『おとうさんみたいに強い人に
なりたい!』と、父親を怖がりながらも
尊敬している様子です。
おかあさんは優しいから大好き…だけど、
甘えてナメてしまい言うことを聞かない。
おとうさんは怖いけど言うことも聞くし
尊敬もする…ウチの子だけかもしれないけど
得したと思ったら損しているかも!
—
【マンガ内のセリフの中国語訳です】
日本に戻ってきてすぐに子供たちの
変化に気付きました…
回到日本马上就察觉到了孩子们的变化
美味しい?
好吃吗?
あれ?2人ともおふざけしないで
真面目に食べてる…
诶?两个人都没有嬉笑打闹而是很认真的
在吃饭…
寝かし付けなくても自らおとなしく寝てる?
不用哄睡自己就乖乖的睡觉了
あら!賢いわね~ ちゃんと寝るんですよ~
啊,真是很聪明啊,自己乖乖的睡觉
私が居ない間にずいぶん
お利口さんになったわね~
我不在的这段时间,(两个孩子)都变成乖孩子了
今朝も自分で着替えてたよ
早上也是自己换的衣服
まあな、元からお利口さんだし
おとーさんの「いいつけ」は絶対だからな
那是,本来他们就乖,而且爸爸的命令
可是绝对的(爸爸的话就是圣旨)
ふふふ…どうだ?俺もたいしたものだろう?
哈哈哈…怎么样?我了不起吧?
…とか言ってたけど1日で元通りね
…虽然是这么说,可是一天就变回了原样。
おかーさーん、食べさせて~
妈妈,喂我吃~
たーたー
妈妈
うむ、俺がアテにならないから
しっかり者になってただけだな
嗯,原来只是因为爸爸指望不上,
孩子们才变乖的
この子らこそある意味でたいしたものだな
从某种意义上来说,这些孩子才真是了不起
我が家は私がBad Cop、夫はGood Copです。
しっかり躾けをする親と赦す親の両方がバランス良く存在するから
子供は安心して反抗期を迎えられるのでしょうね。
ちょうど良いバランスを見つけるまでが夫婦、親子共々大変でした!
親として成長した時には、もう子供もあまり親を必要としていなくて
寂しいものです。
描かれてるお子さんの動きがとっても可愛いですね。
あぁ懐かしい!
さちさんが「悪い役」ですか!いやー、私は息子から嫌われたくないから避けたいかもw
今でもたいへんだから本格的な反抗期がいつか来るだなんて考えたくもないわー・・・
反抗期が来たらイヤだけど、成人するまでの短い期間せいいっぱい頑張ろうかな。
なんだかんだ子供って環境適応能力、順応性が高いというか、意外と親を見てるというか
子供って親が思っているよりも「強い」かもしれませんねー。これからの時代は「環境適応能力」が一層求められるかしら。